熊本での地震のニュースを見て、
10年前のことを思い出しました。
2016年の熊本地震。
あの頃、私は
介護会社の会社役員をしていました。
会社は静岡県全域に店舗があり、
広い地域の状況を見ながら、
災害時のBCPについても
真剣に考えるようになりました。
静岡県でも、
大雨や雷によって
一部地域で停電や断水が
起きることがありました。
そして、
私自身が直接施設を管理していた時、
暑い時期に
停電が起こったことがあります。
すぐに復旧するだろう。
最初は、
どこかでそう思っていました。
でも、
なかなか復旧しない。
結果的に、
停電は3日間続きました。
たった3日と思われるかもしれません。
でも、
実際にその状況に置かれてみると、
「電気がない」ということが、
私たちの生活のあらゆるところに
影響することを知りました。
暑さ。
食事。
水。
トイレ。
そして、
人の心。
施設の方の食事をどうするのか。
買いに走っても、
お店自体が開いていない。
飲み水だけではなく、
生活するためには、
飲む以外にもたくさんの水が必要になる。
トイレの問題も深刻でした。
そして、
信号機が機能しなくなった道路。
いつもなら何も考えずに通る交差点が、
信号が消えただけで、
こんなにも怖い場所になるのかと感じました。
災害が起きると、
「普段は当たり前にあるもの」が
一つずつなくなっていきます。
電気がある。
水が出る。
お店が開いている。
食事ができる。
トイレが使える。
道路を安全に通れる。
必要な情報を受け取ることができる。
そして、
必要な情報を
誰かに届けることができる。
それらはすべて、
当たり前ではなかった
のだと気づきました。
広い地域に
店舗を持つ会社だったからこそ、
もう一つ、強く感じたことがあります。
それは、
「災害時には、情報が簡単には届かない」
ということでした。
現場は、
とにかく目の前のことで精一杯です。
今いる人をどうするか。
今日をどう乗り切るか。
目の前の問題に対応することで、
精一杯になります。
そうなると、
情報を届けることも難しい。
そして、
情報を受け取ることも難しい。
「会社から連絡が来るはず」
「誰かが教えてくれるはず」
そう思っていても、
その「誰か」もまた、
同じように大変な状況に
置かれているかもしれない。
その後、
私は会社のBCPを
作り上げる経験をしました。
BCPとは、
災害などが起きても
業務を続けていけるシステムプラン
のことです。
その経験を通して、
自分自身の災害への意識も
大きく変わっていきました。
そして、気づいたのです。
私はどこかで、
「何かあったら会社が何とかしてくれる」
「行政が助けてくれる」
「誰かが何とかしてくれる」
そんなふうに、
自分のことを誰かに
任せていたのかもしれない、と。
もちろん、
災害時には行政や地域、
会社、医療、介護など、
多くの人の力が必要です。
人は一人では生きていけません。
助け合うことは、
とても大切です。
でも同時に、
「自分の身を守るために、
自分で考えておくことも
必要なのだと思います。」
今回の地震を見て、
私は改めてそう感じています。
どこで何が起きてもおかしくない。
だからといって、
今、何も起きていない地域の人が
不安になって買い占めたり、
極端な行動をする必要はないと思います。
むしろ、今、
何も起きていないからこそ、
落ち着いてできることがある。
家の中を見渡してみる。
懐中電灯は本当に使えるだろうか。
電池は大丈夫だろうか。
私自身、実際に経験しました。
「防災グッズは準備してある」
そう思っていたのに、
懐中電灯の中の
電池が液漏れしていて、
いざという時に使えなかったのです。
準備している「つもり」と、
本当に「使える状態」は違う。
これは、
私にとって大きな学びでした。
飲み水はあるだろうか。
飲む以外に必要な水はどうするだろうか。
停電したら食事はどうするだろうか。
トイレはどうするだろうか。
家族とは、どうやって連絡を取るだろうか。
今のうちに、一度考えてみる。
特別なことをする必要はありません。
今あるものを確認する。
足りないものがあれば、
少しずつ準備する。
家族と話しておく。
そして、
定期的に見直す。
それだけでも、
「何かあった時にどうするか」
を考えるきっかけになると思います。
私は、災害を経験してから、
「自分のことは自分で守る」
という意識を持つようになりました。
それは決して、
「誰にも頼らない」
という意味ではありません。
むしろ、
自分でできることをしておくからこそ、
本当に助けが必要な人に
手を差し伸べることができるのだと思います。
自分のことを自分で守る。
そして、大切な人を守る。
そのために、
普段から少しずつ備えておく。
これは防災だけではなく、
私が今、
Salonゆうで大切にしていることにも、
どこか通じるように感じています。
誰かに任せきりにするのではなく、
自分の身体のことも、
自分の人生のことも、
自分自身が少しずつ考えていく。
「自分事にする」ということ。
それは、
不安になることではなく、
自分の未来を守るための
小さな一歩なのだと思います。
今回の地震で、
不安な時間を過ごされている皆さまに
心よりお見舞い申し上げます。
どうかこれ以上、
被害が広がりませんように。
そして、
今何も起きていない私たちも、
今回のことを
一時的なニュースとして終わらせず、
自分の身の回りを
見返すきっかけにできたらと思います。
私自身も、
10年前の経験を忘れずに。
あの日の経験を、
これからも生かしたい。
Salonゆう
住所:静岡県浜松市浜名区染地台1丁目43−29 レラハウスⅢ
NEW
-
13.Oct.2026
-
不調を繰り返すのはな...頭痛がする。便秘が続く。むくみが気になる。疲れが取れない...12.Oct.2026
-
不調を繰り返すのは、...頭痛がしたら、頭痛を何とかしたい。便秘になったら、お通じ...11.Oct.2026
-
不調が出るたびに対処...不調が出るたびに対処しているのに、 また同じような不調を繰...11.Oct.2026
-
その不調、年齢だけが...年齢を重ねると、疲れが取れにくくなったり、むくみや冷えが...10.Oct.2026
-
ちゃんとしてきた人ほど、ちゃんとしてきた人ほど、 自分の不調を後回しにしてしまうこ...10.Oct.2026
-
「もう年だから、仕方...40代、50代、60代と年齢を重ねるなかで、「以前より疲れが取...09.Oct.2026
-
「もう年だから仕方ない」「もう年だから仕方ない」 そう思っている身体の変化はあり...09.Oct.2026