「ちゃんとしている人」ほど、自分を後回しにしてしまう

「ちゃんとしている人」ほど、自分を後回しにしてしまう

訪問看護師として、


末期の患者さんと、


そのご家族を数多く見てきました。




「もう、お別れは近い。」




医療者として


そう感じる瞬間があります。




だからこそ、


その一日一日が、


かけがえのない時間になります。




けれど、


不思議なことがあります。




そんな大切な時期に限って、


ご家族には次々と


大変な出来事が重なるのです。




子どもの体調不良。




仕事での責任。




介護疲れ。




自分自身の体調不良。




家族間の問題。




「どうして、こんな時に…」




そう思わずには


いられないような出来事が、


本当に重なるのです。




私は何度も、


その姿を見てきました。




そして、私自身も


例外ではありませんでした。




実母の認知症が進行し始めた頃、


私は妊娠しました。




母のことも気になる。




お腹の子どもも守らなければならない。




仕事もある。




家庭もある。




全部大切でした。




だから


全部


頑張ろうとしました。




でも、


人の身体は


一つしかありません。




時間も


24時間しかありません。




だから、全部を


完璧に守ることはできないのです。




看護師として感じるのは、


「ちゃんとしている人」ほど、


自分を最後にしてしまうということです。




誰かのために。




家族のために。




仕事のために。




患者さんのために。




その優しさは、


本当に素晴らしい。




でも、


その優しさが、


自分自身を苦しめてしまうことがあります。




だから私は今、


「全部やる」よりも、


「私にしかできないことは何か」を


考えるようになりました。




手を握ること。




目を見て話すこと。




「ありがとう」と伝えること。




「大丈夫?」と声をかけること。




それは、


お金では買えません。




あとから


取り戻すこともできません。




介護も、子育ても、人生も。




忙しいからこそ、


効率ばかりを求めてしまいます。




でも、


本当に大切なものは、


効率では測れないものなのだと思います。




人は、


いつか必ず


別れの日を迎えます。




だからこそ、


今日という一日は


二度と戻ってきません。




目の前の人と笑い合える今日。




手を握れる今日。




「またね」と言える今日。




その積み重ねが、


人生になります。




介護も、子育ても、仕事も。




大変だからこそ、


「何を守るか」を見極める力


が必要です。




全部を抱え込まなくてもいい。




身体は一つしかないから。




だからこそ、


自分を責めるのではなく、


「今の私にしかできないこと」を


一つずつ大切にしていけばいい。




私はそう信じています。

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Salonゆう

住所:静岡県浜松市浜名区染地台1丁目43−29 レラハウスⅢ

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