我慢を思い出してもい...
Salonゆうは、身体を整える場所でありながら、本当は「ずっと...
18.Feb.2026
看護師として働いていると、
今でもふと心に浮かぶ患者様がいます。
独身の70代女性。
肺がんの末期で、酸素は10L。
呼吸がとても苦しい状態でした。
それでも彼女は、
「誰の世話にもなりたくない」
そう言って、最後までトイレはご自身で行かれていました。
周囲から見れば、
「無理をしなくてもいいのに」
「危ないから手伝った方がいいのでは」
そう思う場面は何度もありました。
けれど、彼女は一貫して
自分のことは自分でやる
という姿勢を崩しませんでした。
今振り返ると、それは決して強がりではなく、
「人としての自尊心」だったのだと思います。
人は、弱ったときほど
誰かに委ねることだけが正解ではありません。
「自分で決めること」
「自分でできることを、自分でやること」
それが、生きる力になることもある。
命の終わりに向かう中でも、
彼女は自分の人生の舵を、
最後まで自分で握っておられました。
看護とは、
守ることでも、支えることでもありますが、
同時に
その人の尊厳を守り抜くことなのだと、
あの姿から教えていただきました。
今でも、忘れられない患者様です。
Salonゆう
住所:静岡県浜松市浜名区染地台1丁目43−29 レラハウスⅢ