この夏、素敵な学童に行かせた。
学童では、
子どもたちが友達と笑い合い、
先生の話に手を挙げ、
楽しそうに過ごしている。
その中で、
私の子どもだけが
部屋の片隅でじっとしていた。
「輪に入ればいいのに。」
そんな思いが、
胸をよぎった。
帰宅してから聞いてみた。
「楽しくなかったの?」
すると子どもは、
「ううん、楽しかったよ。」
と答えた。
その言葉を聞いて、私は戸惑った。
楽しかったなら、
どうしてあんな表情だったんだろう。
どうして一人でいたんだろう。
そしてもう一つ、
自分の中にある感情に気づいた。
私は、少しがっかりしていた。
---
「人と比べてはいけない。」
子育てをしていると、
何度も耳にする言葉です。
もちろん、その通りだと思います。
でも私は、
この言葉が時々苦しくなります。
同じ教室で、
同じ時間を過ごしている子どもたち。
楽しそうにしている子が大勢いて、
その中で我が子だけが一人だったら…。
親として何も感じないほうが、
不自然ではないでしょうか。
「みんなと一緒に笑っていてくれたら嬉しい。」
そう思う自分がいました。
---
以前の私は、
そんな自分を責めていました。
「こんなことを思うなんてダメだ。」
「ありのままの子どもを受け入れられていない。」
「親失格だ。」
そうやって、
感情に蓋をしていました。
でも今は思います。
感情に善悪はない。
あるのは、
その感情をどう扱うかだけ。
親が
「がっかりした」と
感じることと、
その気持ちを
子どもにぶつけることは、
まったく別の話です。
親の感情は、
とても複雑です。
嬉しい。
誇らしい。
心配。
不安。
焦り。
期待。
がっかり。
そのすべてが、
一人の子どもを
大切に思う気持ちの中に
存在しています。
親が子どもに抱く感情は、
喜びだけではなく、
不安や悲しみ、
罪悪感など、
さまざまな感情が
入り混じるものだと考えられています。
---
「比べないこと」が
大切なのではなく、
比べてしまった自分を
責めないこと。
そこから始めても
いいのではないでしょうか。
「私は今、こう思ったんだな。」
「私はこの子に、
もっと楽しんでほしかったんだな。」
「私は心配だったんだな。」
そんなふうに、
自分の気持ちを認めてあげる。
自分の感情を
否定しなくなると、
不思議なことに、
子どもの姿も
そのまま見られるようになります。
「この子は本当に困っているのかな。」
「それとも、
この子なりの心地よい過ごし方なのかな。」
そうやって、
"私の理想"ではなく、
"目の前のこの子"を
見られるようになるのです。
---
子育ては、
子どもを育てる時間であると同時に、
自分の感情を
育て直す時間でもあるのかもしれません。
だから今日も私は、自分にこう言います。
「がっかりしてもいい。」
「比べてしまってもいい。」
その感情を否定しない。
そして、その先で、
もう一度目の前の子どもを見る。
きっとそこに、
ありのままの親子の関係が
あるのだと思います。
Salonゆう
住所:静岡県浜松市浜名区染地台1丁目43−29 レラハウスⅢ
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